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【物語】
昔、東国の方にわがままな御殿様が住んでいた。ある日、家来の林太郎定元が苦言を述べたことに腹を立て、御殿様は定元を追放してしまった。
その後、定元とその妻は相次いで病死し、取り残された子供はお寺に引き取られた。ある時、御殿様が狩りにこの地を訪れたところ、定元の子供に会い、深く反省し、その子供に林源太良元と名づけ、領地を授け御堂を建てて定林寺とした。それから、この寺を林寺と呼ぶようになった。
【記事】
御堂のすぐ側にある梵鐘(ぼんしょう)には西国、坂東、秩父百観音の本尊が浮き彫りにされ、それぞれの札所の御詠歌が刻まれている。この鐘には、悲しい母と子にまつわる伝説が残っている。また、県の重要美術品にも指定されている。
【ひと言】
民家に囲まれた御堂は親しみが持て、子供たちの格好の遊び場になっている。このお寺にも、観音霊場独特の子供にまつわる悲しい話がある。そんな雰囲気を感じ、しみじみとした気分になるだろう。
【御詠歌】
あらましを思ひ定めし林寺
かねききあへづゆめぞさめける
【所在地】
〒368‐0025
埼玉県秩父市桜木町21‐3
【電話番号】
0494‐22‐6857
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