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【物語】
その昔、摂津の国より来た儒者が仏道をののしっていた。そこでこの寺の本尊が老僧に姿をかえて問答した。 「普門品のげに羅刹鬼国(らせつきこく)とあるが、その国はどこにあるのか答えよ。答えられなければ仏法は虚言(うそ)である」と儒者が満面朱のごとくにして、つかみかからんばかりに詰問した。老僧は「汝の問う羅刹鬼国とは即ち汝が分怒のさまをいうなり」といって笑って去った。儒者はこの一言で自らを恥じて仏道を信じるようになったという。
【記事】
左手に宝珠を持つ高さ40cmほどの「おびずるさま」は人気が高く、信者が自分の体の悪いところをさすり、その手で「おびずるさま」をなでると、身代わりとなって悪い所を引き受けてくれると伝えられ、霊感あらたかなのだそうである。
【ひと言】
参道から石段を登っていくと、楼門(ろうもん)形のどっしりとした仁王門をみることができる。山門の左右の窓からは、木彫乾漆の非常に美しい仁王さまをうかがうことができる。素朴で庶民的に親しみのもてる仏像「子育観音」は巡礼者に落ち着きと心のやすらぎを与えてくれる。
【御詠歌】
ひたすらに頼みをかけよ大慈寺
六つの巷の苦にかはるべし
【所在地】
〒368-0072 埼玉県秩父郡横瀬町川西5151
【電話番号】
0494-23-4124
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